3/8(金)大阪初日
WWシアターは聡ちゃんの「こどもの一生」ぶり。
平地移動だけど、駅からけっこう歩くから、夏と雨だといやな立地。
中央ブロックは横が20席近くあって、その真ん中にいたため、幕間の休憩時間でも席を立ちづらい。
当日新幹線遅延があったので、そのせいかもしれないのだけど、幕が開いてからの途中入場がそこそこあり、なんせ横が長いから席に着くまで視界に入るようにモゾモゾ動かれるのは気が散ってよくなかった。
あと後ろの方は段差ついているけれども、前の席とのズレなく並んでいるので見づらい。
事前に情報を入れずに、舞台写真付きの記事やレポートもあえて避けて観劇。
舞台装置が印象的だった。
天井から垂れ下がった数本のロープがイチイの木をはじめ、様々なことを表現していて、
芝居の途中で演者がロープを動かして姿を変えていく。
また、演者たちの動き方は一部「集団行動」のようで、みっちりと稽古を積まなければ難しい印象で、演じる側はとても大変だろうけれど、とても贅沢だなあと思った。
演者には身体表現のプロフェッショナルが多く、しなやかな動きはダンスを見ているようなところもあった。
その集団の中に入ると、勝利くんは身体がけっこう固いんだけども(立ったまま靴下履くところや、ヤンキー座りで踵が浮いたりとか)
でもそれが、鬱屈とした世界で上手く生きられずにもがいている少年の窮屈さと違和感なかったな。
瀬奈じゅんさん、銀粉蝶さんは洋画の吹き替えっぽい、舞台的な発声なんだけど、
対して勝利くんは喉っぽい発声で、それがダメとかじゃなく、とても少年っぽくて、いいなと思った。
でも特に二幕なんかは泣き叫び、感情を爆発させて、その悲痛さがものすごくて、コナーのモンペになる。
彼を助けてあげて、子供なんだよ、もっとコナーに寄り添ってあげてよ!
あれで一日二ステで連続でやって喉壊さない勝利くんってすごすぎるなって思った。
そりゃ聡ちゃんが「喉休めて」って言うよね。いつ潰れてもおかしくない声の出し方なのに。
この舞台と重なる部分のある勝利くんの家庭的な背景はファンも知るところで、
もちろん舞台をやるかどうかの段階では充分に考慮されたとは思うんだけれども、やってのけるのはすごいよなあ。精神的にも肉体的にもめちゃくちゃ疲れそう。
けして身長が小さいわけではないのに、ベッドに丸まるように横たわる勝利くんは少年そのものだった
勝利くんお疲れ様でした。
これからそれほど日もあけずに今度はまた精神の疲弊しそうなショウリになるの、応援しています