雨でも晴れでも

アイドルのこととか

timeleszの新メンバー募集を私は応援する

決意表明みたいなブログ。

まず、私は松島聡さんの復帰からの比較的新参のオタクです。

 

1/8に中島健人さんの脱退を聞いたとき、正直なところ目の前が真っ暗になりました。

 

マリウス葉さんの卒業は彼が休養に入ったころからなんとなく予感していました。

長く休養していたし、芸能界の外にやりたいことができたんだなと。

寂しかったけれど納得できたし、メンバーたちの送り出し方にもとても感動しました。

卒業後も、「セクゾはマリウスを入れて5人なんだよ」と事あるごとにファンへメッセージが送られ、あたたかいグループだな、と箱への愛もつのりました。

 

2023年に『CapterⅡ』という、「4人でのSexyZone」のはじまりともいえるアルバムが制作され、

それを引っさげたアリーナツアー、集大成のドームツアーがありました。

ドームツアーの最後では、画面いっぱいに映し出されたマリウスの映像と共に5人で「timeless」を歌唱し、横スクロールのゲーム画面を模したエンディング映像では、マリウスと別れて走り出していく4人の映像が流れました。

1年かけて丁寧にマリウスとの思い出を箱にしまって、これから4人で走り出すんだな、天下を取るんだなと思いました。

 

グループ名を変える発表もされ、その前向きな理由に応援の気持ちもありました。

 

そこへ来てのケンティーの脱退発表。

どうしよう、と絶望しました。

事務所に所属しながら、グループからは脱退。

正直なところ、「ケンティーセクゾを諦めたのか」と思ってしまいました。

「CapterⅡってなんだったの? 4人でやっていくんじゃなかったの? 何がダメだったの?」

ものすごくショックで、それからしばらくセクゾを追うことから離れていました。『puzzle』はCD買ったけれど、いまだに聴けてないです。

配信のラストライブは楽しく観れたけれど。

 

アイドル中島健人は大スターです。

歌もダンスもお芝居もできて、身長もあって、脚が長くてかっこいい。

全てに前のめりで、貪欲で、ちょっとおっちょこちょいでかわいい。

まるで「アイドル」を擬人化したような人。ずっと率先してグループを盛り上げてきてくれた存在です。

けれど、余りあるほどのポテンシャルを持つ彼が所属するセクゾは売れていませんでした。

 

ケンティーだけでなくセクゾはスターの集まりなのに、グループとして売れなかった。

それは応援しながら常々歯がゆく思っていたことです。

シングルの初週売上は25万枚いかないことも多々。20万枚に届かないこともありました。

曲もMVもいいのに。有名アーティストが提供してくれているのに。

発売週にファンが声をかけあい、CDショップで「積んで」いるのも、TLで目にしていました。

それでも25万いかなかった。ファンの母数が少ないんでしょう。

2020年にFCに入ったとき、会員番号は35万台でした。

 

冠番組はない、グループでバラエティー番組にも呼ばれない。アイドル雑誌も卒業。

グループ活動はコンサートとCDリリースにまつわるものだけ。

そこへ来てのケンティー脱退。ああもうダメだ、と絶望しました。

 

セクゾの一番人気は間違いなくケンティーでした。

ふまけんを運命のシンメとして信仰しているファンは大勢いました。

ケンティーがいなくなったらシングル20万も無理じゃん。

ドームコンサートも無理。国立も無理。CapterⅡってなんだったの。

 

もしも、セクゾがシングルの初週売上が常に50万枚を超えるようなグループであれば

ゴールデンタイムに冠番組を持つようなグループであれば、ケンティーはどうにかスケジュールを調整してでも、グループに残ってくれていたような気がしてなりません。

そう思うと、悔しかったです。もっと売れていれば未来は違ったのかも。

 

単にオタクの力不足が原因とは思わないです。

メンバーがお休みしがちで、推すにはあまりにも不安定なグループだったし。

タイミングとか事務所の売り出し方とかも、重なっての結果だったとは思います。

 

これからの聡ちゃんを思うと、苦しかったです。

私はSUPER EIGHTのオタクでもあるんですが、いまだにエイトは「すばると亮ちゃんの抜けたグループ」という目で見られます。

7人で出した曲を5人で歌うたびに「なんか違うんだよな」「すばるの声がない」って言われるんです。

5人でやったスタジアムライブで隣の席の人が「何でここにすばるがいないの」とぼやいているのを聞いたことがあります。

 

聡ちゃんも「マリウスとケンティーの抜けたグループ」として、新たにピークの訪れないアイドル活動をするのか。

もっともっと可能性のある人なのに。悔しい。ここが居場所だと思ってせっかく戻ってきたのにな。

そう思っていた中での、青天の霹靂ともいえる新メンバー募集のお知らせ。

まさかそんな手を打ってくるとは、と思いました。

動揺しましたが、パッと視界が開けるのを感じました。

 

そりゃ3人のままで爆売れする未来があれば、それが一番だと思います。

でもそれが可能なら、4人でだって売れただろうから、かなり難しい話でしょう。

数字や今後のことについては、本人たちが我々よりもっと具体的な話をしているに決まっています。

自分たちについてもシビアに受け止めていると思います。だって彼らの人生だもの。

よくもまあ、お花畑とか言えたなとかは思います。

 

「新メンバー募集オーディション」はセンセーショナルなイベントだし、世間の注目を長期的に集めることができます。

新メンバーだけじゃない、風磨くんに比べて世間にまだまだ認知されていない勝利くんや聡ちゃんが見つかるチャンスでもあります。

事務所内だけでやっても、社内人事のひとつにしか見られないし、大きな変革を狙うなら、一般からも募集するのは必須かなと思います。

 

特にジャニーズに関して、ファンは「いつまでもみんなで」というサザエさんのような箱庭感を愛している印象です。

変革は求めず、騒々しい外とは関係を断ち切って、非現実だからこそ特別な男の子を愛でていたい。

特にセクゾは前社長の思い入れが強く、先輩を押しのけてデビューしたという経緯があって、「選ばれた男の子たち」という物語性が強いし、ファンがどれだけ、ふまけんや聡マリの神話を愛してきたか、本人たちには気持ち悪いくらいに伝わっていると思います。

だからこそ、そこに新しい人間を加えるという決断には驚きました。

批判や拒否があって当たり前。それでもみんな納得させる覚悟で、夢の景色を見るためにその決断をした。

かっこいい、と思いました。

この人たち、今から人生をかけて博打しようとしているんだ。グループとして売れることを全然諦めてないんだ。

 

現に話題性は充分で、ものすごくTLは荒れていました。

けれど、ジャニーズにあまり思い入れのない友達は「覚悟がかっこいい。ぶちかましてほしい」とすごく興奮していました。

風磨くんのあの質問返信も、かなり政治パフォーマンス要素は強いとは思いますが、外野にこそ響いている印象がありました。

そういえば、セクゾってふわっとした一般好感度はかなり高いグループだったなと思い出しました。

 

受け入れがたい気持ちがある人のことも分かります。

ファンなら受け入れろ、ということも強いれないと思います。受け入れてほしいな、というのも言えないです。ただ攻撃はしないでほしい。

 

5人は5人の夢を追いかけてほしいと思います。

私はそれを応援します。